2012年07月21日

ロンドンオリンピックの見どころ(4)

地域とともに活躍する川村学園女子大学



オリンピックの年齢制限は?



(2)最年少と最年長の日本代表選手

突然ですが、問題です。

オリンピックの出場には、年齢制限があるでしょうか?

答えは「ない」です。

オリンピック自体としては、出場選手に年齢制限はありません。

ただし、体操競技や水泳の飛び込みなどのように、
実施競技の国際競技連盟が選手の健康上の理由で年齢制限をしている場合は
その規則を採用しています(オリンピック憲章第5章42)。

そこで、今回のロンドンオリンピック。
最年少」と「最年長」の選手に注目してみました。

 まずは、最年少の代表選手をふたり紹介しましょう。

 ひとり目は、渡部香生子(わたなべかなこ)選手

競泳女子200m平泳ぎで出場権を獲得しました。
現在、私立武蔵野高等学校の1年生。
日本選手団で最も若い15歳です。

164cm、55kgの小柄な体を逆に武器にし、
イカやタコのようにふわっと足を動かしムチのようにしならせる、
通称「イカタコキック」による抵抗の少ない泳ぎが特徴です。


オリンピック会場 傾き修正・縮小.JPG

[※]オリンピックのメイン会場=オリンピックパーク(ロンドン東部ストラットフォード)


オリンピックパークの中の水泳競技場(撮影:野口裕美)
水泳・縮小.JPG完成.jpg



 ふたり目は、土井杏南(どいあんな)選手

私立埼玉栄高等学校の2年に在籍する16歳です。

陸上女子400mリレーが、1964(昭和39)年の東京オリンピック以来
48年ぶりとなる出場権を得たことで、土井選手の代表入りが決まりました。
日本陸上界では戦後最年少の代表です。

骨盤を動かすことを意識し、
体をくねらせる「ボルト走り」(別名,トカゲ走り)で頭角を現してきました。


選手たちが走る競技場の中はまだ覗けませんが、本学の臨時特派員が周りから撮影してきてくれました。



パークの外.JPG修正.jpg

競技場の周辺(撮影:野口裕美)



競技場に入るゲート(撮影:野口裕美)
パーク入口.JPG完成.jpg


 
ニューヒロインたちの活躍に期待しましょう。


 
次に、最年長の代表選手です。

 法華津寛(ほけつひろし)選手

太平洋戦争が始まった1941(昭和16)年の生まれです。
自身がもつ日本オリンピック史上最高齢出場記録を更新する71歳4ヶ月
ロンドンオリンピックを迎えることになります。

法華津選手が出場する競技は馬術、
そのなかでも「馬場馬術」というあまりなじみのない種目に出場します。
馬場馬術とは,
横20m,縦60mの馬場で決められた演技をいかに正確に美しく、躍動的に行えるかを競う競技で、
馬のバレエ」とも評されています。

法華津選手は12歳で馬術を始め,東京オリンピックに出場しました。
定年退職後にオリンピック再挑戦を決意して単身ドイツに渡り、
現在も活動拠点をドイツに置いています。




グリニッジ・パーク.JPG

[※]馬術競技が行われるグリニッジパーク



法華津選手の「今でも少しずつうまくなっている」という飽くなき向上心には本当に頭が下がります。

愛馬「ウィスパー号」とともに、
自らのいう「爺の星」になるようがんばってもらいたいと思います。




[※]の写真は、ロイヤリティフリー

 (5)につづく


教育学部 社会教育学科 准教授 藤原 昌樹




posted by 園遊会 at 11:27| Comment(0) | スポーツ
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