2014年04月17日

港が語る東と西の物語(4)

地域とともに活躍する川村学園女子大学





第4回   おわりに


 今回の公開講座のテーマは、「東と西の世界」でした。

西の舞台(ルアーブル・ハンブルクレインジに属するコンテナ港)で活躍する東の役者(アジアのグローバルターミナル
オペレーター)について概観し、この現象が筆者の研究にどのような意味をもたらすかについてまとめてみました。

 ここでもハンブルクの独自路線を確認することができ、これまでの筆者の研究成果にまたひとつの事例が加わりました。

実は、朝倉世界地理講座にハンブルクと題する論文を執筆(初稿が終わった段階)していますが、
今回、公開講座のためにデータを整理したことで、また、少し研究が進展したと思います。

 そもそも港湾物流、特にコンテナの流動に興味をもって始めた研究でしたが、無意識のうちにハンブルクと
ブレーメンという2つのハンザ都市の生き方に限りなく引かれるようになってしまいました。

 筆者の研究は、西洋史・都市史などの研究成果を援用していますが、昨年、政治学を専門とする方々とも接点ができました。

共通するテーマであったようです。こうした繋がりはいつもインターネットを通して生まれており、ささいな研究成果にも
目をとめて下さる方々がいることに驚き、そして感謝しています。

 最後に、ハンブルクの美しい高級住宅地の写真をお目にかけたいと思います。これは、ハンブルクが自由港を確定した時に、
そこには人は住んではならぬという法律を制定したことをお話ししましたが、その時に、立ち退きを要請された
豊かな交易商人達が、新たに作った住宅地です。 




ハンブルクのアルスター湖畔にある高級住宅地



          


7みなと.jpg





※自由港から移転してきた豊かな交易商人がつくった住宅地である



文学部 史学科 教授 生井澤 幸子






       
posted by 園遊会 at 10:50| Comment(0) | シリーズ「東と西の物語」
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